八十里越について学んだ三条市森町小学校の6年生=三条市庭月
八十里越について学んだ三条市森町小学校の6年生=三条市庭月

 三条市と福島県只見町をつなぐ国道289号八十里越の開通を控え、市は子どもたちに地域の道に愛着を持ってもらおうと森町小学校で学習会を開いた。6年生約20人が峠の歴史と新道路の意義を学んだ。

 学習会は市が初めて企画したもので11月に開催。本県側の玄関口に当たる森町小を会場とした。

 講師を務めた市建設課の職員は、地図や立体模型を使って、県境をつないできた道の歴史を紹介。江戸時代や明治時代に比べて、現在の工事区間がトンネルや橋梁(きょうりょう)で、より直線的になることなどを解説した。また只見町からは救急病院が近くなり、三条市からは北関東にもつながる道になるなどと話した。

 八十里越について学んだ子ども...

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