第2日の2月21日は長編コンペティション作品の上映がスタート。「トリツカレ男」は髙橋渉監督が来場する。レトロスペクティブ(回顧上映)は手塚治虫特集。実験アニメーション傑作選では息子の手塚眞さんが父の思い出や作品について語る。

(市民プラザはNEXT21新潟市民プラザ、ウインドはシネ・ウインド、日報ホールは新潟日報メディアシップ日報ホール)

【10:00】(長編コンペ)「トリツカレ男」上映+トーク(市民プラザ)

日本/2025年/98分/監督:髙橋渉

「トリツカレ男」©2025 The Obsessed Production Partners

 何かに夢中になると、ほかのことは一切見えなくなってしまう“トリツカレ男”のジュゼッペ。一目惚れしたペチカは心に悲しみを抱えていた。ハートフルでちょっぴり切ない、ラブストーリー・ミュージカル!

 上映後に髙橋監督のトークあり。

【11:30】(レトロスペクティブ)「鉄腕アトム 宇宙の勇者」上映(ウインド)

日本/1964年/87分/原作・構成:手塚治虫

「鉄腕アトム 宇宙の勇者」©手塚プロダクション

 世界歴2004年。ロボット少年アトムの保護者・お茶の水博士が、何者かにさらわれてしまう。地球防衛組織“ナンバー7”と共に博士の救出に向かったアトムは、やがて地球を狙う謎の宇宙人の存在を知り…。

【13:15】(長編コンペ)「ユース・ファイティング」上映(市民プラザ)

ポーランド/2025/73分/監督:ウカシュ・ヤン・コザク

「ユース・ファイティング」

 舞台はソ連崩壊後の変革期にあったポーランド。工業都市へ引っ越してきたロニアは新生活に慣れようとするさなか、彼女の気を引こうとするロメクとダミアンの競争に巻き込まれる。監督自身の経験に基づいた物語。

【13:30】蕗谷賞受賞・伊藤秀次さん記念講演(日報ホール)

 「ChaO」「ホウセンカ」など2025年の話題作で印象的、ダイナミックな作画を手掛け、蕗谷虹児賞を受賞した名アニメーター伊藤さんの講演。

【15:00】(長編コンペ)「アニマノマリー オブザーブ-アブゾーブ-オベイ」上映(ウインド)

アメリカ/2025年/72分/監督:ホルヘ・エンリケ・バルデオン・トリアナ

「アニマノマリー オブザーブ-アブゾーブ-オベイ」

 ハイテクな拘留施設に捕らわれた異星人が収容チャンバーに拘束されている。異星人の意識がシステムと一体化するにつれ、機械から次々と送信されてくる映像で彼の精神は埋め尽くされてゆく。それぞれ異なる次元から語られる7つの断片的な物語。

【15:30】(蕗谷賞)「ホウセンカ」上映+トーク(市民プラザ)

日本/2025年/90分/監督:木下麦

「ホウセンカ」©此元和津也/ホウセンカ製作委員会

 「ろくでもない一生だったな」。無期懲役囚の老人・阿久津が独房で死を迎えようとしていた時、声を掛けたのは言葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で阿久津は過去を振り返り始める。W主演は小林薫と戸塚純貴。共演には満島ひかり、宮崎美子、ピエール瀧といった実力派俳優が集結。死にかけのヤクザが起こす大逆転とは?

 上映終了後、原画の伊藤秀次氏によるトークイベントあり。

【16:30】(長編コンペ)「アラーの神にはいわれもない」上映(ウインド)

ベルギー・カナダ・フランス・ルクセンブルク/2025年/77分/監督:ザヴェン・ナジャール

「アラーの神にはいわれもない」© Creative Touch Studios

 十歳の孤児が西アフリカを旅するオデッセイ。残された家族を探す旅に出た少年は、少年兵として武装集団から別の武装集団へと引きずり回され、周囲の大人たちの争いに巻き込まれていく。生き延びるためには、彼らが語る物語を疑うことだと学ぶのだ。

【18:30】(レトロスペクティブ)「実験アニメーションシリーズ」傑作選+トーク(ウインド)

 手塚治虫が表現の可能性を追求するために私財を投じて自由に製作した実験アニメーションシリーズ。

「ある街角の物語」©手塚プロダクション

◇「ある街角の物語」日本/1962年/38分/原案・構成・製作:手塚治虫

◇「ジャンピング」日本/1984年/7分/原案・構成・演出:手塚治虫

◇「おんぼろフィルム」日本/1985年/6分/原案・構成・演出:手塚治虫

◇「村正」日本/1987年/9分/原案・構成・演出:手塚治虫

◇「森の伝説 PART-1」日本/1987年/30分/原案・構成・キャラクターデザイン:手塚治虫/監督:手塚治虫・宇井孝司

◇「森の伝説 第二楽章」日本/2014年/12分/原案・脚本:手塚治虫/監督:手塚眞

 上映後、手塚眞さん(ヴィジュアリスト)のトークイベントあり。

【18:30】(フォーラム)片渕須直監督トークイベント「新作トーク『つるばみ色のなぎ子たち』の制作とアニメーション映画づくりの現場について」

 第1回目から来場している片渕監督が新作『つるばみ色のなぎ子たち』について語る。前回のトークから1年。今回はどんな平安時代のお話が出てくるのか。