約200匹が水揚げされ、高値で取引されたブリ=27日、佐渡市春日
約200匹が水揚げされ、高値で取引されたブリ=27日、佐渡市春日

 年の瀬を迎える中、佐渡市の冬の味覚、寒ブリ漁で27日、大小合わせて200匹余りのブリが揚がった。漁業者によると、年内にまとまって100匹以上の水揚げがあるのは数年ぶり。佐渡水産物地方卸売市場(春日)にずらりと並ぶ圧巻の光景に、漁師や買い付け人は喜びの表情を見せた。

 寒ブリは北海道沖の海水温の低下に伴い、日本海を南下して両津湾に入る。佐渡では10〜2月ごろが漁期となるが、近年は不漁が続いている。

 この日は両津湾の定置網にかかった10キロ前後のブリが次々と水揚げされた。脂乗りが...

残り146文字(全文:386文字)