玄関先で春駒を披露する住民ら=1日、佐渡市野浦
玄関先で春駒を披露する住民ら=1日、佐渡市野浦

 新年を告げる伝統芸能「春駒(はりごま)」が1日、佐渡市の野浦集落で行われた。午(うま)年の幕開けに、木製の馬の頭を手にした男たちが集落を巡ってにぎやかに舞い、一年の安泰を願った。

 春駒は祝福芸として知られ、唄と太鼓を担う「地方(じかた)」と、面をかぶった「舞方」が家々を門付けして回る。野浦集落では1970年代から住民が継承に取り組み、新年や結婚式などの節目に披露されてきた。

 この日は午前8時過ぎから「野浦春駒保存会」のメンバー約10人が集落を巡り、「午年で、この馬も喜んでるのぉ」と鈴の付いた馬の頭を振り鳴らしては、玄関先で踊った。各家庭では酒やごちそうが振る舞われ、一行は頬を赤らめながら28...

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