
東京大の橘省吾教授(後列右から2人目)の発表ポスターの前に集まった当時の生徒らと久好圭治さん(後列左)
久好圭治さんが指導した大阪府立春日丘高校定時制の科学部は2011年、権威ある学会「日本地球惑星科学連合大会」で微小重力発生装置を発表、高校生部門の優秀賞を受賞した。当時東京大の助教だった橘省吾さん(現・同大教授)の目に留まり「装置のアイデアを小惑星探査機はやぶさ2で使わせてもらえないか」と持ちかけられる。
橘さんは、はやぶさ2が目指す小惑星リュウグウでの岩石試料回収の装置を開発中だった。小惑星で予想される微小重力環境を求めていた。自慢の装置が生み出す0・5秒ほどの微小重力が、はやぶさ2の主要な任務の基礎研究に生かされた。
科学部は滑車を用いて重力の大きさを操作できる重力可変装置も製作。久好さ...
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