認知症や知的障害など判断能力が不十分な人の財産管理や生活を支援する成年後見制度で、本人や親族らに代わって居住地の市区町村長が利用開始を家庭裁判所に求める「首長申し立て」が2025年、制度開始以来初めて1万件を超えたことが2日までに最高裁の統計で分かった。全体の申立件数のうち、4分の1近くを占めた。

 首長申し立ては、身寄りがなかったり親族の支援が見込めなかったりする場合が対象。孤立する高齢者の増加が背景にあるとみられる。セーフティーネットの機能を果たす半面、本人や親族が「自治体の一方的な判断で利用を開始させられた」と訴えるケースも出ている。成年後見制度は法改正に向け国会で審議を控えており、適正な運用...

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