桜美林大・塚本壮一教授
桜美林大・塚本壮一教授

 2004年の第2回日朝首脳会談以降、拉致問題は進展が見えず膠着(こうちゃく)状態が続く。北朝鮮情勢に詳しい桜美林大の塚本壮一教授(61)に展望と課題を聞いた。(報道部・鈴木啓予)

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 拉致被害者家族の高齢化が進み、北朝鮮の軍事的な脅威が高まる中、日本は日朝関係を主体的に動かす必要がある。ただ、02年の日朝平壌宣言に基づく「拉致・核・ミサイル」の3点セットだけでは結果が出ていない。原則を維持しながら(北朝鮮がメリットを感じるものを)付け加える形で交渉し、日本の本気度を示すべきだ。

 拉致被害者の再調査を約束した14年のストックホルム合意に立ち返ることが、日朝交渉の再開につながる。...

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