新潟市中央区の鳥屋野潟北部に広がる住宅街。その一角にある新潟市馬術協会の厩舎(きゅうしゃ)には、20頭の馬が暮らしている。ここを週2回、欠かさず訪れる女性がいる。新潟市東区の三浦早智子さん(92)だ。88歳まで乗馬を楽しんでいたという彼女の若々しさを象徴するのは、何と言ってもその「背筋(せすじ)の美しさ」にある。

 5月27日は、「背骨の日」。背骨を構成する骨の数(腰椎5個、胸椎12個、頸椎7個)に由来するこの日にちなみ、馬と共に歩んできた三浦さんの生き方から、健康で美しい姿勢を保つためのヒントを探る。

 「ただ、馬が好きで好きで。それが健康の源ですね」。三浦さんが乗馬を始めたのは、55歳から。親の介護を終え、「自分の時間」を手にしたのがきっかけだった。それまで馬に乗ったことはなかったというが、女学校に通っていた少女時代からずっと馬に心惹かれた。「どんなところが好きかと言われたら、顔から姿からもうみんな好きです」と笑う。

 ただ...

残り1310文字(全文:1724文字)