出雲崎大祭の大人みこしを清掃する町民。存続に向けて担ぎ手が増えることを願っている=出雲崎町石井町
出雲崎大祭の大人みこしを清掃する町民。存続に向けて担ぎ手が増えることを願っている=出雲崎町石井町

 海の安全を祈願する祭りとして約400年の歴史がある6月の「出雲崎大祭」で、大人みこしを担ぐ人が少なくなり、運営に携わる住民が苦慮している。町の人口減少や、新型コロナウイルス禍で祭り自体が3年にわたって中止になった影響を受けているためだ。近年は巡行区間の一部で、台車に載せて運ぶ対応もしている。「10年後はみこしを続けられるのか分からない」と危機感をあらわにしている。

 出雲崎大祭は、江戸時代初期の1623年に良寛の生家で、地元の名主橘屋山本家が行った神事が起源とされる。毎年6月17日に開かれ、各町内からは小中学生が担ぐ「樽神輿(たるみこし)」、石井神社からは大人の男性が持つ大人みこしが出る。

 大人みこしは...

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