
JR浦佐駅前に立つ田中角栄元首相の像
米国とイスラエルによるイラン攻撃が始まったのが2月28日。攻撃を命じたトランプ米大統領は、戦闘は4週間で終わると明言していた。しかし、当面の停戦合意までには約4カ月を有した。この間にイランが封鎖したホルムズ海峡を通って9割の石油輸入を依存している日本は再び石油ショックに襲われる懸念が膨らんだ。
それを回避できたのは世界有数の量を誇る石油備蓄があったからだ。資源エネルギー庁によると、2026年6月時点で国家・民間・産油国共同備蓄を合わせて国内消費量ベースで約200日前後とされる。高市早苗首相は3月11日夜、早々に首相官邸で備蓄の放出を発表した。
53年前、石油ショックに直面した当時の田中角栄首相は全国10カ所に石油備蓄基地の建設方針を決めた。高市首相は...
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