
新潟市議らが参加した立憲民主党県連の会合。新潟市長選への対応はまだ決まっていない=7月24日、新潟市中央区
任期満了に伴う新潟市長選(10月9日告示、同23日投開票)が投開票まで3カ月を切る中、国政野党による候補擁立作業が難航している。野党第1党の立憲民主党は5月の知事選で候補を立てられず、7月の参院選新潟選挙区では現職の森裕子氏が落選。党の勢いを欠く中、候補擁立を主導できるか微妙な情勢だ。2018年の前回市長選では「オール野党態勢」の候補が出たが、今回は他党も含めて様子見の状況が続く。一方、再選出馬を表明した現職の中原八一氏側は保守系市議を中心に着々と足場を固めている。
「名乗りを上げる人がなかなか見つからない」。24日に新潟市中央区で開かれた立民県連の常任幹事会後、市長選対応を問われた菊田真紀...
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