拉致問題は解決するのだろうか

ここ20年の歩みは?

日朝首脳会談後の20年...2002年、蓮池薫さんら5人の拉致被害者が帰国。2004年、その家族も日本に呼ぶことができた(夫や子どもなど8人)。しかし、その後、拉致問題の進展はない。まだ帰国していない拉致被害者がいても、北朝鮮は「解決済み」と主張 さらに北朝鮮は、核実験、ミサイル発射を繰り返し、日本をはじめ国際社会を挑発していたため、孤立を深めた 日朝首脳会談から20年たち...北朝鮮→指導者(トップ)の交代、日本→首相が次々と変わった 拉致問題は今も日本政府にとって「国の最重要課題」。日本の歴代首相は、拉致問題の解決を重視しつつも、この20年間、日朝首脳会談が再び開かれることはなく進展はない

めぐみさんに娘がいる?

横田めぐみさんの両親は、2014年にモンゴルでめぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんと面会を果たした。ウンギョンさんには横田夫妻のひ孫に当たる娘もいて、撮影をした写真が2016年メディアに公開された。しかし、その写真にめぐみさんの姿はなかった

家族は待ち続けられる?

地道に活動を続ける拉致被害者の家族だが日朝首脳会談から目立った進展はなく家族の高齢化が深刻な問題となっている。愛する家族(きょうだいや子ども)の帰りを日本で待ち続けている家族だが、2020年に横田めぐみさんの父・横田滋さん、2021年に田口八重子さんの兄・飯塚繁雄さんが亡くなった。帰国していない被害者との再会を果たせず亡くなった家族は多い。「時間がない」という思いは、年を追うごとに高まり拉致被害者家族は早期解決を祈っている

拉致問題の解決とは?

家族の要求→拉致被害者家族会と支援する「救う会」は「全拉致被害者の即時一括帰国」。政府の要求→全ての拉致被害者の安全確保、即時帰国、拉致の真相究明、拉致実行犯の引き渡し <まとめ>もし自分や家族が同じ目に遭ったなら…。拉致問題は平穏な日常の中で突然起きた、決して人ごとではない問題です。拉致問題を知り、拉致問題の早期解決を後押ししましょう!