
2018年、新潟市西区で小2女児=当時(7)=が殺害された事件で、当時現場近くに住み、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われ新潟地裁判決で無期懲役とされた元会社員の被告の男(27)の控訴審が16日、東京高裁(大善文男裁判長)で結審した。意見陳述で女児の両親は極刑を訴えた。検察側は一審判決の破棄を求め、弁護側は有期刑が妥当と主張した。判決は来年3月17日。
冒頭の証拠調べでは、被告が弁護人を通じて遺族に初めて謝罪文を送ったが、遺族から送り返されていたことが明らかになった。意見陳述で父親は「謝罪文と称するには程遠い内容だった」と批判。母親は「被告が何をしても娘は戻ってこない。生きて何を償うという...
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