新潟市西区で昨年5月、下校中の小2女児=当時(7)=が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死など七つの罪に問われた元会社員の被告の男(25)の裁判員裁判の判決公判が4日、新潟地裁であり、山崎威裁判長は無期懲役を言い渡した。争点の一つとなった殺意については認定したが、殺害行為には計画性がなかったなどとして検察側の死刑求刑を退けた。

 判決によると、被告は昨年5月7日に新潟市西区の路上で、わいせつ目的で女児を車でひいて車内に連れ込み、わいせつ行為をした上で首を絞めて殺害。遺体をJR越後線の線路上に遺棄し、電車にひかせて損壊した。

 公判では、殺人と強制わいせつ致死、電汽車往来危険罪の成立の可否が争...

残り1317文字(全文:1617文字)