新潟市西区で昨年5月に下校中の小2女児=当時(7)=が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死など七つの罪に問われた同区、元会社員の被告の男(25)の裁判員裁判の論告求刑公判が22日、新潟地裁(山崎威裁判長)であり、検察側は「犯行は凄惨(せいさん)の極みだ」と死刑を求刑した。裁判員制度が2009年に始まって以降、新潟地裁では初の死刑求刑。弁護側は傷害致死罪にとどまると反論し、懲役10年以下が妥当と主張した。判決は12月4日。

 論告で検察側は、被告が昨年5月7日、わいせつ目的で下校中の小学生女児を軽乗用車で物色し、同区のJR越後線脇で被害女児に車をぶつけて連れ去ったとあらためて主張。2度にわた...

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