
流行の発信地として若者らの人気を集めた西堀ローサ=1993年12月
新潟市中央区古町地区の地下商店街西堀ローサを運営する市の第三セクター「新潟地下開発」が解散を検討していることが11月13日、明らかになった。新潟市から公的支援を受けてきたが、中心市街地の空洞化とともにローサの低迷は食い止められなかった。新潟地下開発は11月20日に今後の方針を示す見通しで、ローサを巡る市の対応が焦点になる。
新潟市中央区の地下商店街「西堀ローサ」、運営の三セクが解散検討
「人と人の肩がぶつかり合うほどだった」。商店街関係者は1976年に開業したローサを「古町のにぎわいの象徴」だったと懐かしむ。
バブル期の80〜90年代には、全国展開の店舗といった若者向けの衣料品店などが並び、客...
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