出雲崎町長選への立候補取りやめを正式表明した小林則幸町長=11月22日、出雲崎町役場
出雲崎町長選への立候補取りやめを正式表明した小林則幸町長=11月22日、出雲崎町役場

 全国最高齢首長の小林則幸出雲崎町長(89)は11月22日、出雲崎町役場で記者会見を開き、町長選の立候補取りやめを正式表明した。後継者と目す町議の仙海直樹氏(52)から立候補の意向を伝えられ「次の町政を託したい人と戦って傷付けたくないと考え、勇退を決断した」と説明。仙海氏を後継として推す意向を示した。

 小林氏は2023年7月に10期目を目指して町長選への立候補を表明したが、今月後半に入って急きょ取りやめを決めた。町長選には他に町議の小黒博泰氏(56)も立候補する考えを示している。

 小林氏は会見で、仙海氏も出れば三つどもえの戦いになり、町政が混乱するとの見方を示し、「しっかりと身を引くことで、町の混乱を最小限に抑え、将来の町政の安泰につながる」と話した。

 選挙戦では「公人として慎重に行動する」とした一方で、「私の意思ははっきりし、後援会も(仙海氏で)了としている」とも語った。

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