
高鳥修一氏(左)と細田健一氏
自民党安倍派福田赳夫元首相が1979年に創設した自民党の派閥。結成時は「清和会」だったが、98年に「清和政策研究会」に改称された。安倍晋三氏が会長に就任した2021年11月以降は「安倍派」とも呼ばれるようになった。安倍氏が22年7月に死去したため、会長は空席となり、現在は塩谷立元文部科学相が座長を務める。政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、派内の実力者「5人組」と呼ばれる松野博一氏や西村康稔氏らが閣僚や党幹部を辞任した。は1月31日、派閥の政治資金パーティー裏金事件安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)で、議員側が派閥パーティー券の販売ノルマを超えて集めた売り上げを政治資金収支報告書の収入に記載せず、議員側に還流していたとされる事件。安倍派では支出にも記載せず、受領した議員側も収入として書いていなかった。東京地検特捜部は2023年12月19日、両派の事務所を家宅捜索。安倍派の幹部ら複数を任意聴取した。24年1月7日、政治資金規正法違反の疑いで安倍派の池田佳隆衆院議員(自民除名)と政策秘書を逮捕した。を受け、政治団体「清和政策研究会」(清和研)の政治資金収支報告書の2020〜22年分について訂正を総務省に届けた。新潟県関係では、安倍派の高鳥修一衆院議員(比例北陸信越)は31日、同じ期間の収支報告書を訂正した。
清和研から、高鳥氏が代表を務める政治団体「東京修友会」に2020年に196万円、21年に148万円、22年に140万円がそれぞれ寄付された。
高鳥氏は1月26日、...
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