
新潟県は、ドメスティックバイオレンス(DV)被害や貧困など、困難な問題を抱える女性を支援するための基本計画案をまとめた。県内での相談件数増加を踏まえ、女性相談支援員(婦人相談員)を置く市町村を現状の6市から、2028年度に全30市町村に拡大するなどの目標を掲げ、相談や支援の体制を強化する。
性被害や経済的困窮、自殺など女性を巡る課題は近年、複雑化しており、さらなる支援が必要とされている。
新潟県によると、県内でDVなどの相談を受ける「配偶者暴力相談支援センター」(新潟県、新潟市、長岡市が設置)への相談は、13年度に1422件だったが、22年度は2778件と倍近くに増加。近年は高止まりしている...
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