
健やかに育つようにと、鬼に抱き上げられる子ども=2月3日、三条市西本成寺1
節分の2月3日、新潟県三条市西本成寺1の本成寺で伝統の「鬼踊り」が行われた。参拝客は迫力ある踊りを披露する鬼に豆を投げて追い払い、子どもの健やかな成長や、災害や争いのない春の訪れを祈った。
鬼踊りは中世に本成寺の僧兵と農民が力を合わせ、盗賊を追い払ったとされる故事に由来する。本堂には甘えやおごりなど、人間の醜い心を表しているという5色の鬼たちが登場し、うなり声を上げて大暴れ。「鬼は外、福は内」のかけ声に合わせ、参拝客が次々に豆を投げ付けた。
鬼に触れられた子どもは健康に育つとの言い伝えがあり、本堂や境内には多くの親子連れらが訪れた。息子(6)が鬼に抱き上げられた三条市の女性(45)は「子ども...
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