
新潟地方裁判所
酒に酔った成人女性にわいせつな行為をし、その様子を撮影したなどとして、不同意性交などの罪に問われた新潟県警組織犯罪対策課前次長で元警部の無職の被告(56)=新潟市西蒲区=の論告求刑公判が2月6日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であった。検察側が懲役7年を求刑し、結審した。判決は3月14日。
検察側は論告で、酔って抵抗が困難な女性にわいせつな行為を続けたのは「極めて悪質で、執(しつ)拗(よう)かつ卑劣で醜悪だ」と非難。「警察への信頼を裏切る行為で、性犯罪捜査の経験もあるが犯行に及び、酌量の余地は一切ない」と指摘した。
弁護側は「被告は女性に筆舌に尽くしがたい苦痛を与えたことを悔悟しており、実刑も覚...
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