
上越市で撮影されたクマ=2022年10月(新潟県提供)
伊藤信太郎環境相は2月8日、2023年度に過去最多の人的被害をもたらしたクマについて、2023年4月にも、捕獲を国が支援する「指定管理鳥獣生息数増加や分布域の拡大で、深刻な被害を及ぼすなどの理由により、集中的かつ広域的に管理を図る必要がある対象として、環境相が定める鳥獣。指定され、各都道府県が事業計画を作れば、捕獲やその手法開発、生息状況調査などに対し国が交付金で支援する。現在はニホンジカとイノシシが対象で、夜間の銃による猟が禁止されないなどの特例も適用されている。」に追加すると表明した。絶滅の危険が高い四国のツキノワグマは除く。8日午前に環境省の専門家検討会が、指定管理鳥獣に追加する対策方針案を決定したことを受けた。
- クマの被害防止と保全は両立できる?「指定管理鳥獣」追加で求められる新たな対策は?
- クマの「指定管理鳥獣」追加で新潟県はどうする?
- クマを「指定管理鳥獣」に追加へ、過去最多の人的被害受け環境省専門家検討会が方針案
指定管理鳥獣とされれば...
残り976文字(全文:1137文字)