市長選で訴える政策を会見で発表する渡辺竜五氏=2月3日、佐渡市中原

 任期満了に伴う新潟県佐渡市長選(4月7日告示、14日投開票)まで2カ月となった。立候補を表明しているのは、再選を目指す現職の渡辺竜五氏(58)だけ。2004年の佐渡市発足後、初の無投票も現実味を帯びつつある。

 市職員出身の渡辺氏は、20年市長選で5氏による激戦を制して初当選した。移住の促進や脱炭素の推進などに注力し、合併後の焦点だった市役所新庁舎も完成させた。市長選で過半数の市議の支持を受けたこともあり、比較的順調に市政を運営してきた。

 渡辺氏は昨年10月に再選を目指して立候補すると表明した。12月の事務所開きには約100人が参加した。市議20人のうち12人が出席。国会議員や県議、島内経済団...

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