新潟県の2024年度一般会計当初予算案の総額規模が1兆2800億円台になることが2月9日、分かった。23年度当初比で4%程度の減少となる見通し。国の予算編成に合わせ、23年度2月補正予算案と一体で編成する。一体予算としては総額1兆3600億円台となり、前年の総額から3%余り減るもよう。深刻化する人口減少対策を中心に据え、能登半島地震への対応に190億円程度を確保するとみられる。

 花角英世知事にとって2期目の折り返しとなる当初予算案。昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、感染禍という非常対応が落ち着いてからは初めての予算案となる。

 新型ウイルス対策費の終了や、済生会新潟県央基幹病院...

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