じょんのび村の受付業務を担うインターンシップ生のサムルアムジャイ・ショーシターさん(右)と白石愛純さん=柏崎市高柳町高尾
じょんのび村の受付業務を担うインターンシップ生のサムルアムジャイ・ショーシターさん(右)と白石愛純さん=柏崎市高柳町高尾

 タイのパンヤピワット経営大学の学生2人が、新潟県柏崎市高柳町高尾の温泉宿泊施設「高柳じょんのび村」で、インターンシップ生として活躍している。じょんのび村がインバウンド(訪日客)の誘致に力を入れようと大学と協定を結び、受け入れた。学生たちは受付や厨房などで実務経験を積みつつ、海外から訪れた観光客に英語やタイ語で対応するなど頼もしい戦力になっている。

 じょんのび村はインバウンド誘致を強化していくに当たり、日本への渡航歴がある人が増えているタイに着目した。タイからの観光客の中には東京、大阪など主要な観光地に既に行ったことがあり、地方に興味を持つ人も多いという。

 そこで、日本海側の地域を中心にインターンシップのプログラムを実施しているタイのパンヤピワット経営大学と協定を結んだ。協定では、インターンシップ生の受け入れと、インバウンドの取り組みに協力することで合意した。

 これを受け、2023年11月からインターンシップ生として、サムルアムジャイ・ショーシターさん(21)と、日本生まれでタイ育ちの...

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