
市長会の定例総会冒頭であいさつする会長の二階堂馨新発田市長=2024年02月15日、新潟市中央区の自治会館
新潟県市長会は2月15日、新潟市中央区で定例総会を開き、生まれた子どもに10万円分の定期預金を贈る県の「こむすび定期事業」への参画を議論し、結論を出さずに協議を続ける方針を決めた。各市の2025年度当初予算編成まで今後1年をかけ、参画方法も含めて県と協議する。
子育て支援策として県が23年度に始めたこむすび定期を巡っては、県が今年に入ってから市長会や町村会を通じて全30市町村に参画を呼びかけた。市町村から現在の10万円に一定額を上乗せしてもらい、社会全体で子育てを応援する機運を高める狙いがある。
町村会は参画に合意したが、市長会には1月の会合で県が提案した財源や手法も含めて慎重論があり、結論...
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