
新たな子育て支援策などを盛り込んだ予算案を説明する花角英世知事=2月14日、県庁
新潟県の花角英世知事は2月14日、2024年度県当初予算案を発表した。一般会計の総額1兆2872億円とした予算案には、人口減少対策のメニューが多く並んだ。「住んでよし、訪れてよしの新潟県」を掲げるが、かけ声とは裏腹に県人口の減少は止まらない。新型コロナウイルス禍で生じた地方分散は下火となり、東京一極集中は再加速。県は子育て施策に活路を探るが、県内各市との連携では苦戦する場面もあった。
「新潟県が子育てに優しいという評判が広がれば、新潟に戻ろうか、となる。少子化対策と同時に社会減少対策、空き家対策でもある。一石三鳥だ」
2月14日の記者会見で...
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