
2023年秋の「ながいき川柳」入選作の短冊を手にする加茂市商店街協同組合の田辺良夫理事長=加茂市仲町1
地域内外から川柳を公募し、新潟県加茂市の加茂駅前から約1キロ続く商店街アーケードに掲示してきた「ながいき川柳」が、23年の歴史に幕を下ろすことになった。市商店街協同組合が2001年から年2回主催。風物詩として親しまれてきたが、24年度に市の補助金が削減されることになり、継続が困難になった。組合は「商店街の盛り上げに協力してくれた」と投稿者へ感謝の言葉を繰り返す。
川柳の掲示は商店街の集客を目指し、各店が一押しの品を売り出す「逸品フェア」の一環として、主に4月と10月に実施。毎回句題を決め、春は県内全域、秋は加茂市内と近隣市町、市内中学生から投句を募った。掲示数は近年400〜500句前後で推移...
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