
関川村役場
新潟県関川村は2月27日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は59億200万円で、23年度当初比で10億3400万円(21・2%)増えた。省エネ推進など脱炭素気候変動による被害を抑えるため、二酸化炭素やメタン、フロンなど地球温暖化の原因とされる物質について、大気への排出量を実質ゼロとすること。石油や石炭、ガスなどを燃やして排出される二酸化炭素などは温室効果ガスと呼ばれる。温室効果ガスが地球を覆うことで太陽の熱を閉じ込め、気温が上昇するといわれている。事業をはじめ、22年に発生した豪雨の災害復旧や子育て支援に力を注ぐ。
国の脱炭素先行地域に選ばれており、第三セクターの地域新電力への補助金7億1456万円が予算額を押し上げた。全額を国庫支出金でまかない、太陽光発電設備を設置する電力販売契約(PPA)事業などに取り組む。公共施設の省エネ化工事に2億1183万円を計上した。
災害復旧事業には4180万円を盛り、農地や林道などの復旧を進める。
2カ所を統合し4月に開く新保育園で...
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