
映画「書けないんじゃない、書かないんだ」の撮影風景=2023年9月、津南町秋成(鴨井奨平さん提供)
新潟県津南町出身で自主映画を製作している鴨井奨平さん(31)=埼玉県川越市在住=が監督・脚本を務めた、故郷を舞台にした映画が完成間近だ。現在は編集作業を進めており、4月末に津南町で上映会を企画している。国内外の映画祭への出品や、ミニシアターなどでの公開を目指しており、資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。鴨井さんは「多くの人に見てもらい、津南の良さを知ってもらうことで故郷に貢献したい」と意気込んでいる。
撮影した映画「書けないんじゃない、書かないんだ」は約60分のホームコメディー。移り住んだ夫の実家を舞台に、学生時代に書いた作品で芥川賞を取った小説家の女性と、女性の夫の姉で自称小...
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