サケの稚魚を川に放す家族連れ=3月24日、新潟市中央区
サケの稚魚を川に放す家族連れ=3月24日、新潟市中央区

 サケの稚魚を放流するイベントが3月24日、新潟市中央区の信濃川右岸やすらぎ堤で開かれた。穏やかな日差しの下、参加した約100人の親子連れは「帰ってきてね」「元気でね」などと声をかけながら稚魚約20万匹を川に放した。

 イベントは信濃川漁業協同組合や東新潟コミュニティセンターが毎年開催していたが、新型コロナウイルスの影響で中断。今年再開した。

 放流前には、サケが元気に戻ってくるようにと小学生らが万代太鼓を披露した。その後、参加者はバケツに入った体長5センチほどの稚魚を次々と川に放した。

 信濃川漁協によると、稚魚は昨秋に信濃川で捕れたサケなどから育てたものを用意。北洋に出た後、4年ほどかけて体長5...

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