
所属する男性消防士=当時(26)=が潜水訓練で死亡した事故を巡り、新潟県柏崎市消防署は3月26日、事故につながった要因として、消防士の体調についての情報共有や、監視員の配置など安全管理の態勢に不備があったと明らかにした。
弁護士ら第三者による「事故調査・再発防止検討委員会」で指摘された問題点を、26日の柏崎市議会総務委員会で説明した。
柏崎市消防によると、亡くなった消防士は昨年7月の潜水訓練で鼻から出血し、9月の訓練では吐き気を発症した。事故前日には、潜水時に必要な技術についての不安を上司に伝えていた。
だが報告書に健康状態を記す項目がなく、消防士が過去に体調不良となっていたことが、事故当日...
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