国営越後丘陵公園内の斜面に咲き始めたカタクリの花=3月31日、長岡市親沢町
国営越後丘陵公園内の斜面に咲き始めたカタクリの花=3月31日、長岡市親沢町

 雪国に春の訪れを告げるカタクリの花が新潟県長岡市の国営越後丘陵公園で咲き始めている。3月31日に訪れた人は、かがんで小さな花を眺めたり写真に収めたりと、一足早い春を楽しんだ。

 群生地は公園南部に位置する「里山フィールドミュージアム」の斜面にあり、広さはおよそ2ヘクタール。公園職員らが地道に育成に取り組み、現在は約100万株が自生する。雪の少なかった斜面の高いエリアを中心に開花が始まっている。

 丘陵公園里山フィールドミュージアム担当の増田道男さん(66)によると、開花の早さは例年並みで、見頃は4月上旬から中旬の見込み。その頃になると斜面が花で覆われるという。

 4月1日から7日まで「かたくり百万...

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