
3中学の生徒がバレーボールなどを楽しんだ交流授業。ハイタッチで交流を深めた=3月13日、上越市の浦川原中
新潟県上越市の大島、安塚、浦川原の3中学校が統合し、東頸中学校が4月1日、開校した。14市町村が合併した上越市で旧町村単位の中学が初めてなくなったが、地域と学校と市が、子どもたちの学ぶ環境を維持しようと準備を進めてきた。全校生徒95人は、大きな期待と少しの不安を胸に新たな学びやで船出をする。(上越支社・山際美香、鷲頭泰子)
「ナイスプレー!」「ドンマイ」。3中学の生徒約60人が3月中旬、浦川原中の体育館でバレーボールを楽しんだ。統合を見据え、生徒の一体感を高めるために行ってきた交流授業の一環だ。最初は学校ごとに固まりがちだったが、他校の生徒とボールをつないで得点し、ハイタッチを交わすなど次第...
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