2024年春に新潟県内の大学・短大などを卒業した学生の就職内定率(2月末現在)が、統計が残る1972年3月卒以降で、過去最高に並ぶ93・0%となったことが新潟労働局の調べで分かった。人手不足に伴って各企業の採用意欲が旺盛となったことが背景とみられる。このうち県内企業から内定を得た割合は54・6%と2年連続で低下した。

 求職者数は2023年同月比89人(0・9%)増の9695人で、内定を得たのは338人(3・9%)増の9014人。内定率は23年同月比で2・7ポイント上昇した。93・0%は19年3月卒に並ぶ。

 一方、新潟県内の企業に内定した割合は23年同月と比べ、0・4ポイント下がった。新型コロ...

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