新潟県は4月9日、柏崎市四谷2の飲食店「いしと」の仕出し弁当を2、3の両日に食べた20〜60代の男女21人が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴え、このうち10人からノロウイルスが検出されたと発表した。全員が快方に向かっている。

 4月4日に医療機関から「胃腸炎症状を10人程度診察した。患者らは全員職場の同僚だ」と柏崎保健所に連絡があり、保健所が調査していた。ノロウイルスは店の調理担当の従業員1人からも検出された。

 柏崎保健所は4月9日、弁当が原因の食中毒と断定し、店を9日から11日まで3日間、営業停止処分とした。保健所は5日時点で営業自粛を勧めたが、店は5〜7日は営業し、8日に営業を自粛した。