新潟県は4月16日、妙高市蔵々(ぞうぞう)の関川で水が白濁しているのが見つかったと発表した。県は16日に関川本流など5地点の水質を調査し、支流の白田切川で環境基準(1リットル当たり0・0005ミリグラム)の58倍に当たる同0・029ミリグラムの水銀を検出した。他の4地点は基準値以下だった。

 農業関係者から連絡を受けた妙高市の職員が4月16日、県に通報した。白田切川や関川との合流点より下流で水道用の取水はない。

 新潟県によると、白田切川は火山由来の水銀を土壌に含む妙高山を源流とし、過去にも水銀が検出されたことがある。関川は雪解けや大雨の後に白濁することがあるという。