県北豪雨で被害を受けた神林水辺の楽校の桜並木=4月17日、村上市葛籠山

 春の陽気に誘われて、新潟県内の桜が開花しました。平場から山間地へ駆け上がる県内各地の花便りをお届けします。

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 村上市葛籠山(つづらやま)の荒川右岸にある公園「神林水辺の楽校(がっこう)」を、約500本のソメイヨシノが彩っている。

 遊歩道やキャンプ場があるが、2022年8月の県北豪雨で土砂や木が流れ込み、市が利用を休止していた。復旧作業が終わり4月1日に再開した。

 桜は、地元住民ボランティア「神林さくらの会」が手入れしており、今月上旬に園内の一部にぼんぼりを設置した。設備が土砂に埋まるなどしたため点灯はしないが、さくらの会の男性(63)は「雰囲気を演出した。大勢の人に来てもらいたい」...

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