村上市・胎内市沖の洋上風力発電事業で海底の地盤を調べる調査船=4月20日、胎内市桃崎浜
村上市・胎内市沖の洋上風力発電事業で海底の地盤を調べる調査船=4月20日、胎内市桃崎浜

 国が新潟県の村上市と胎内市沖で計画する洋上風力発電事業で、事業者に選定された企業連合が4月19日、沖合での調査を始めた。調査船が海底の地盤などを調べる。事業者などによると、調査は8月末までを予定し、2025年以降に送変電設備や発電用の風車を設置。2029年6月の運転開始を予定している。

 2023年12月に決定した事業者は三井物産、ドイツの洋上風力大手RWEの日本法人(いずれも東京)、大阪ガス(大阪)の3社による企業連合「村上胎内洋上風力コンソーシアム」。

 三井物産の広報担当によると調査は4月19日に始まり、8月末までを予定する。事業の対象となる海域は胎内市村松浜沖から村上市塩谷沖の約9200...

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