
農道沿いから燃え広がり、斜面が焼けた山林=4月8日、長岡市小国町
雑草やごみを野外で燃やしているうちに延焼して林野火災となるケースが、新潟県内で相次いでいる。野焼きは農作業の一環として行われることも多いが、春は空気が乾燥して燃え広がりやすいため注意が必要だ。例年4〜5月は年間で林野火災が最も多い時期。2024年も3月までゼロ件だったが、4月に入り発生が続く。新潟県などは「野焼きや家庭ごみの野外焼却は原則的に法律で禁じられており、やめてもらいたい」と呼びかけている。
新潟県消防課によると、県内で2019〜23年に発生した林野火災は計81件。月別でみると、田畑の準備などで野焼きが増える4〜5月は63件と8割近くを占める=グラフ参照=。
2024年春も林野火災が...
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