「庭俳句会」の思い出を振り返る主宰者の山之内喜七さん=魚沼市
「庭俳句会」の思い出を振り返る主宰者の山之内喜七さん=魚沼市
終刊となった俳句誌「庭」60号

 新潟県魚沼市の山之内喜七さん(86)が主宰する「庭俳句会」の隔月刊誌「庭」が4月の60号で終刊した。創刊から10年、新潟県中越地方を中心とした俳句愛好家が生活に密着した句を詠み、研さんを積んできた。山之内さんは高齢や体調不安を理由に、会を解散し終刊を決めた。「誰でも詠んで楽しめる俳句の場として成果を残せた」と活動を振り返った。

 山之内さんは10代で俳句を始めた。新潟県旧広神村の公民館長や教育委員、村議などを務める一方、創作活動を続けてきた。俳人協会会員。2017年度にはNHK学園主催の全国大会で最高の文部科学大臣賞に輝いた。以前所属していた俳句結社の閉会に伴い、2014年6月に庭俳句会を設立...

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