
作品解説をする出津京子さん=4月13日、十日町市本町6のモネ
新潟県十日町市の越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)で、連続企画展の第5弾「出津(いでつ)京子『腰が重い』」が開かれている。2人の子どもの母親である作家が、日々の暮らしに潜む不穏さなどをにじませる作品を展示している。
モネは地域と芸術の新たな可能性を探ろうと、2023年7月から2カ月ごとに作家を替えて個展を開いている。
今回、2022年の大地の芸術祭にも出展した東京都の出津さん(38)の新作11点を含む14作品を展示。「真昼のお祭り」では、知り合いの家族と出くわした時に感じた「気まずさ」を描いた。
始まった4月13日には出津さんが作品を解説。「夜店だったらお互い盛り上がれただろうに、光に...
残り111文字(全文:411文字)