就任会見で抱負を語った新潟家裁の内田博久所長=5月20日、新潟市中央区
就任会見で抱負を語った新潟家裁の内田博久所長=5月20日、新潟市中央区

 新潟家裁の内田博久所長(62)が5月20日、新潟市中央区の新潟家裁で就任会見を開いた。内田所長は「事件の解決には地域社会や関係機関との連携が大切で、家裁の活動をできるだけ県民の方々に知って頂きたい」と抱負を語った。

 5月13日付で着任した内田所長は、山形県出身で東大卒。1991年に裁判官として任官した。前任は函館地裁・家裁の所長で、これまで横浜地裁・家裁の相模原支部長や東京高裁判事を歴任。主に民事事件を担当してきた。

 新潟家裁では今年から家事調停でウェブ会議の運用が始まった。内田所長はデジタル化への対応を課題の一つに挙げ「デジタル化を契機として、裁判手続きの効率化などを進め、家裁の紛争解決機...

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