
「雪国レモン倶楽部」実行委が開いた研修会=燕市
新潟中央青果(新潟市江南区)が新潟県内の稲作農家などに呼び掛け、県産レモンの栽培、販売を後押している。春以外利用が少ない育苗用ビニールハウスを活用して栽培する。農家15人が生産組織を結成、2025年以降の出荷を目指す。新潟中央青果はレモンを全量買い取って販売し、稲作農家の所得向上につなげる狙いだ。
県産レモンの栽培は、常務の岩名久人さん(60)が発案した。新潟中央青果は国産レモンを広島などから仕入れているが、天候不順で仕入れが安定しない年があった。県内で栽培できれば、生産者と直接意思疎通しながら生育過程を確認でき、安定した仕入れにつながる。稲作農家の収入増に貢献できることから、育苗用ビニール...
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