新潟には個性豊かな公園がたくさん! かるもや談話室でおなじみ、コピーライター・横田孝優さんが、県内の公園を親子で"探検"しながら紹介します。

 第5回目は新潟市北区にある「太夫浜運動公園」です。

 

 親子のお出かけは小さなアドベンチャー。

 今日も隊長(6歳男子)と助手(父)は遊び心をリュックに詰めて、公園という名の秘境に足を踏み入れるのであります。

 

●取材情報
時期:10月/ 滞在時間帯:13:30~15:00


隊長:ねえ、ボール持ってきた?

助手:持ってきましたよー。ボールで遊びたい気分? それなら今日の公園はぴったりですね。

隊長:空気もパンパンに入れてあるよねー?

助手:もちろん。スポーツの秋ですねえ。

 ボールへの情熱が燃えたぎっている隊長と助手がやってきたのは、新潟市北区の太夫浜運動公園。サッカーやラグビーができる芝生のグラウンドが2面もあり、大会などにも活用される広大な公園。名前につく「運動」の2文字はダテじゃありません。

ひ、広いグラウンド...

 最初に到着したのが、まさにそのグラウンド。「え、サッカーできるの?」と目を輝かせる隊長ですが、利用するには申し込みが必要。公園スペースへと移動します。

広場だらけ

 敷地内には「自由広場」「サブグラウンド」「芝生広場」と3つの多目的広場があり、さらに遊具を備えた「あそびの広場」やバスケットボールのハーフコート、ゲートボール場があります。

 すっかりサッカー気分の隊長。まずは2人でボールを蹴り合って遊ぶことにしました。全力でキック! 広すぎてどっちに飛んでいくかわからない!

ボールを追い越してどこまでも走っていく隊長
近くに新潟空港があり、頭上を飛行機が飛んでいきます

 続いては遊具の方も探検してみましょう。すべり台などを備えた複合遊具に、乗って遊べるバランス遊具。お、隊長! 大好きなターザンロープがありましたよ! あれ、今回はリアクション薄めですね。

ターザンロープを眺めているだけの隊長。もう飽きてしまったのか...?
複合遊具は小さめ。低年齢の子どもでも遊びやすそうです

 公園には無数のトンボたち。実は前回の探検の後、虫嫌いをちょっとだけ克服した隊長。なんとか捕まえようと試みますが、逃げられてしまいました...。トンボの捕り方、また一緒に研究しましょうね。

 隊長! あっちにあるのがバスケのコートじゃないですか? 「え、やってみたい!」といい反応。ボールを抱えて走っていきました。待ってー。

 ハーフのバスケットコートが2面。ここは自由に使えるスペースなので、探検隊が訪れた時も大人の男性がシュートの練習をしていました。バスケ好きにはよく知られた場所なのかもしれません。

そして始まった、シュート練習

 ゴールに向けてボールを投げる隊長。なかなか届きません。「まずはボードに当たるように投げてみて」と助手からアドバイス。ゴムボールは飛距離が出ず、高さが届かない。それでもくじけずに何度も投げる隊長。あきらめたら、そこで試合終了ですよ...。有名すぎるあのセリフが脳裏に浮かびます。

最後はやけくそ...それでもよく頑張りました

 バスケットコートの隣は健康遊具ゾーン。ストレッチやトレーニングができる器具が充実していました。隊長と助手が注目したのが「バランス円盤」。丸い板の上に乗るとグラグラと揺れ動きます。よく見ると足元には円形の溝があり、パチンコ玉のような小さなボールがその溝の中を自由に動くようになっています。円盤を動かして溝の中のボールを操り、バランス感覚を養う器具のようです。シンプルながら奥が深く、ハマりました。

 遊具いっぱいの公園ではないですが、その代わりに運動のための施設が充実。子どもと一緒に「大人も体を動かしたい」という時にちょうどいい公園です。

【探検隊の一言】

隊長:バスケとサッカーが楽しかった。トンボが捕まえられなくて残念だった。

助手:見晴らしのいい公園で空が広く、晴れた日がとても気持ちいいスポット。ボールやバドミントンなどのグッズを持っていくのがおすすめです。

 

太夫浜運動公園

新潟市北区太夫浜3900-2


駐車場:あり
トイレ:あり(だれでもトイレ・オストメイトあり)
休憩場所:ベンチ、東屋(大小さまざま)など
飲料自販機:なし
手洗い場・水飲み場:あり

横田 孝優(ザツダン代表、コピーライター)

1982年兵庫県出身。大学卒業後、大阪や東京でコピーライターとして活動後、おいしい匂いに誘われて新潟へ。2013年、コピーライター事務所ザツダンを立ち上げる。新潟日報asshで「子に溺れる ~長男+双子男女のエブリデイ~」を連載中。
http://www.ztdn.net