三条凧合戦で揚がった「甦る能登」などと思いが書かれた凧=6月2日、三条市上須頃
三条凧合戦で揚がった「甦る能登」などと思いが書かれた凧=6月2日、三条市上須頃

 能登半島地震被災者の思いを書いた新潟県三条市伝統の六角巻凧(いか)が6月2日、三条の空に揚がった。被災地の復旧が思うように進まない中、石川県能登町からも2人が参加。被災地の復興を後押ししようと願う関係者が思いを一つにした。

 三条市に新潟支部がある被災地支援団体「LOVE FOR NIPPON」(東京)と、三条凧(いか)協会が共同で実現させた。両者と能登の縁はことし3月11日、福島県で行われた東京電力福島第1原発事故の被災地支援行事に凧協会メンバーが参加したのがきっかけになった。能登高校(能登町)の生徒も参加して交流。後日、能登高校書道部生徒や卒業生が復興への思いを書いた凧を地元で揚げた。

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