
山田はな(左)と広田有紀
6月27日に新潟市中央区のデンカビッグスワンで開幕する陸上の日本選手権に、女子800メートルの新潟県勢2人が特別な思いを胸に挑む。2015年の新潟県開催の日本選手権を制した山田はな(29)=わらべや日洋・新潟市西区出身=と、研修医と両立する広田有紀(29)=サトウ食品新潟アルビレックスRC・新潟市中央区出身=は大学時代から高め合う同志だ。「一緒に決勝を走れたら、どんなに幸せだろう」(広田)。地元で迎える大舞台へ気合が満ちる。
中学までバスケットボール部だった山田は、新潟南高で陸上に転向。新潟高の1学年下で、インターハイ制覇や県記録をマークしていた広田は「雲の上の存在」だったという。山田自身は...
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