左から石川奏重さん、ジョセフ・グレッコ2世さん、松倉麻美子さん=佐渡市中興の金井能楽堂
左から石川奏重さん、ジョセフ・グレッコ2世さん、松倉麻美子さん=佐渡市中興の金井能楽堂

 後継者不足だった新潟県佐渡市の文弥人形グループ「常盤座」で新メンバーが活動に励んでいる。金井小・中で外国語指導助手(ALT)を務める米国人ジョセフ・グレッコ2世さん(24)と、石川奏重(かなえ)さん(31)、松倉麻美子さん(34)の3人。メンバーは計8人となり、座長和田登志江さん(70)は「これまでは一人何役も掛け持ちしていたが、1役に集中できる。いずれ大勢が出演する演目もやりたい」と期待を寄せている。

 常盤座は1989年に結成。観光客向けや祭りなど島内各地で公演していたが、近年はメンバーが欠けたり、高齢化したりしていた。

 石川さんは2023年5月、グレッコさんは同10月、松倉さんは同11月...

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