新潟県は7月2日、柏崎市の70代女性が6月29日に熱中症で死亡したと発表した。県のまとめによると、県内の熱中症による死者は今年初めて。
新潟県と柏崎市消防本部によると、29日午後0時半前、柏崎市高柳町地域の屋外で女性が倒れていると119番通報があり、女性はその場で死亡が確認された。
新潟地方気象台によると、柏崎市の29日の最高気温は27・2度だった。
新潟県消防課によると県内では2023年、熱中症による救急搬送者数(5〜9月)が2141人に上り、このうち死者が7人と、いずれも過去最多だった。
新潟県健康づくり支援課の担当者は「高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくいため、特に注意してほしい」と呼びかけた。