遊覧船の設備を点検する北陸信越運輸局の担当者ら=7月18日、村上市桑川
遊覧船の設備を点検する北陸信越運輸局の担当者ら=7月18日、村上市桑川

 夏休みやお盆など本格的な海のシーズンを前に、北陸信越運輸局は7月18日、新潟海上保安部と合同で笹川流れ観光汽船(新潟県村上市)の安全点検を行った。2隻の遊覧船の安全設備や救命器具などを確認。緊急時の連絡体制なども聞き取り、安全運航を求めた。

 北陸信越運輸局は北海道知床沖で2022年に発生した観光船沈没事故を教訓に、7月を安全点検の集中月間に位置付け、事業者に点検を呼びかけている。

 点検では、従業員立ち会いの下、担当者が救命胴衣やエンジンの不備をチェックし、安全管理規定などの書類にも目を通した。北陸信越運輸局の担当者は「不備はなく、安全性が確認された」とした。

 点検に立ち会った本間正弘船長(5...

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